暑かった夏もようやく終わり、このところ過ごしやすい毎日が続いています。
夜には心地よい音が奏でられ、紅葉の秋も間近となりました。
毎年この時期になると、第二種臭気測定事務所である弊社は嗅覚測定法の統一精度
管理を目的とした「クロスチェック」を行います。
飲食店をはじめ、身の回りのニオイに対する苦情が年々増加している現代。
AIが取り沙汰される今、簡単そうに思えますが実はどのような機械をもってしても
人間の鼻よりも高い精度でニオイの強さを数値化できないのが現状です。
そこで私たちアイビックスは、お客様の要望にすぐにお応えできるよう測定精度を
磨くべく、年に2度のクロスチェックを実施しています。
関係機関から送られてくるガス缶に充填されている濃度不明のガスをニオイ袋に注入、
それをパネラー6名が胸に押し当て、鼻で吸い込み測定します。
さらに薄め、もっと薄め、ニオイがわからなくなったところで一旦終了。
という流れを何度か繰り返します。
終了後、ニオイのプロである臭気判定士が結果を集計・解析。
後日、東京で開催される技能向上研修会では全機関の測定結果をもとに精度(ばらつき)
や真度(確かさ)を評価することができ、この研修会へ参加することが臭気判定士の技術
向上に繋がる重要なプロセスとなっております。
交換時期を迎える脱臭フィルターの臭気測定や、オゾン脱臭装置のデモ器設置による
臭気調査などで我社の精鋭・臭気判定士達は大忙しです。
お客様からのご期待に全力でお応えできるよう、私たちはこれからもニオイに真摯に
向き合ってまいります。